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「高学歴」志向の母親増える


小中学生の母親が、子供に高学歴を求める傾向が強まっていることが、ベネッセコーポレーションの「子育て生活基本調査」で分かった。
 
調査は、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県在住で、小中学生の子供を持つ保護者約1万人を対象に07年9月、質問紙に記入する方法で実施。回答があった約7300人のうち、母親約6800人のデータを分析した。母親の平均年齢は42歳。小学生では4割、中学生では3割が専業主婦だった。調査は98年、02年に続き3回目。

子供の学力について、
「できるだけいい大学に入れるよう、成績を上げてほしい」と考える母親は26%。

98年調査では18%で、02年の20%から一気に6ポイントも増えた。

逆に
「学校生活が楽しければ成績にはこだわらない」
「高学歴よりも、資格を身につけるほうが将来役に立つ」
は、02年と比べ7~5ポイント減っており、学歴を重視する傾向が分かった。

子供を4年制大学まで進学させたいと考える母親は56%で、特に、大学卒の母親では71%に上る。同社の06年の調査では、東京都内の小学生のうち「4年制大学まで」を希望するのはわずか18%にとどまっており、対照的な結果になった。

調査を担当した同社教育研究開発センターの木村治生室長は「90年代は学歴価値が下がる傾向だったが、社会的に子供の学力低下への不安が高まり、きちんと勉強してほしいという思いが学歴意識として出てきている」と分析する。子供たちも、海外の都市と比較するとまだ意欲が低いが、国内の経年変化を見ると、ここ5年ほど勉強志向が強くなっているという。木村室長は「親に勉強をさせられ、学校の宿題も増えていることが、子供たちの意識にも影響している」とみる。