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私立中学の志願者の増減のカギをにぎるのは塾?


ここ数年、塾が、学校の志願者数の増減のかぎを握り、入試問題の内容も左右する存在になっているとして、朝日新聞に記事が出ました。

曰く、中堅校は大手進学塾の沿線の各教室を年に数回、パンフレットを持って回る。担当者と世間話で顔見知りになり、授業のカリキュラムや大学への進学実績などを宣伝していく。第2、第3志望になることの多い中堅校の場合、受験生に選んでもらえるかどうかには塾の進路指導が大きくかかわっているからだ。


学校説明会に集まる子どもたちに通っている塾の名前を書いてもらい、多い塾を集中的に「攻める」こともある。「一つの塾から何人か来てくれると、あとは保護者どうしの口コミで広がっていく。最初に塾が勧めてくれるメリットは大きい」とのことです。

半数の私立中学が定員割れを起こすといわれる昨今、塾からの誘導があるかどうかは、私立の中堅校にとっては死活問題といえるのでしょう。

記事には、 「こんな面倒くさい願書を作っていたら、偏差値も上がりませんよ」と塾から文句をつけられた女子中もある。 別の共学中学では4年前、作文と面接による特別選抜入試をやめた。塾に通わせる親から「もっと学力をみてほしい」と言われたのが契機になったという。

私立中学校には、それぞれ建学の精神があります。それに照らし合わせて、建学の精神に合った生徒を集める。しかし、それはもう建前になってしまっているようですね。誰でもいい、生徒が集まれば。

今の中学受験の熱が冷めたときに、どの学校が生き残るか。それは熱が冷めたときにはっきりするのではなく、今決まっているのではないでしょうか。