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受験させてさせて 34.7%


ベネッセ調査によれば、中学受験すると答えた東京23区内の公立校の小学6年生の受験する理由は「友達が受験するから」が22・4%で、19年前の4倍に上ったことがベネッセコーポレーションの調査で分かった。自分で受験を言い出した割合は34・7%で9・4ポイント増えた。同社は、99年に公立中高一貫校の設置が始まってから選択肢が多様になったことが背景にあるとみている。

同社は88年と07年、公立小の6年生約900人と保護者にアンケートを実施した。中学受験すると答えたのは両年とも約300人で、結果を比較した。

受験を最初に言い出した人は、最も多いのは母親で88年が46・2%、07年が47・5%。「子ども自身」は88年は25・3%だったが、07年は34・7%に増えた。一方、父親は19・2%から13・1%と6・1ポイント減った。

児童に受験理由を聞くと(複数回答)、最も変化が大きかったのは「友達が受験するから」で、88年は5・7%だったが07年は22・4%に増えた。上位は88年も07年も「とても行きたいと思う中学校がある」「高校受験をしなくてよい」で変わらず、いずれも7割前後。「お母さんに言われた」「近くの公立中学からでは、いい高校や大学に行けない」も横ばいで4割台だった。

調査結果の分析を担当した樋田大二郎・青山学院大教授(教育社会学)は「公立の中高一貫校が出てきて、比較的収入の少ない家庭でも受験する傾向が強まったり、何となく通った塾が受験塾だったりして、周りの友達が受験を決めると『私も』というふうに、気付いたら受験する流れになっていた、というケースが増えてきたのではないか」と話している。

毎日新聞 2008年10月30日