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小学生の塾費用16%増加 学力低下の不安から


04年度に小学生1人にかかった学習塾や家庭教師などの経費は、前回(02年度)に比べ16.4%増の平均9万6621円にのぼったことが、15日に文部科学省が発表した「子どもの学習費調査」でわかった。

「ゆとり教育」を軸とするいまの学習指導要領が導入された02年度からこの費目は増加に転じており、学力低下への不安が塾通いを加速させている様子がうかがえる。
 
調査は、隔年で実施しており、全国の公私立の幼稚園から高校まで950校、2万1600人を抽出して実施した。
 
年間の学習費総額を学校種ごとに見ると、

公立幼稚園23万8178円(前回比2.2%増)
私立幼稚園50万9419円(同1.9%減)

公立小31万4161円(同7.5%増)
公立中46万8773円(同7.2%増)
私立中127万4768円(同3.5%増)
公立高51万6331円(同2.2%減)
私立高103万4689円(同0.4%増)

となっている。
 
最も伸びが高かった公立小は、塾経費や参考書代などを合わせた「補助学習費」が総額を押し上げている。補助学習費は調査を始めた94年度以降、00年度まで4回連続で減り続けたが、02年度は2.7%増に転じていた。公立中は23万4658円で、前回比で7.0%増だった。
 
このうち、学習塾費だけを取り出すと04年度に1円でも支払った公立小の保護者は全体の41.3%(同2.3ポイント増)にのぼった。