中学受験ナビ > 首都圏の中学受験 >  ニュース  > 栃木県内に私学の中高一貫続々と

栃木県内に私学の中高一貫続々と


下野新聞が2010年7月30日付で、栃木県内で激化する私学の中学受験受験生の獲得競争について記事を書いています。


県内私学が中高一貫教育に力を入れている。文星芸術大付属中は来年度から男女共学化し、本格的な一貫教育に乗り出す。本年度は佐野日本大が県内初の中等教育学校を開設したほか、来年度は白鴎大も一貫教育コースを新設。県立中高一貫校の開校などで高まりつつある中学受験志向を背景に、受け皿役をめぐる各校の競争も熱を帯び始めている。

 文星芸大は2005年に新校舎「中高一貫棟」を開設し、男子のみの付属中を新設。卒業後は主に同校舎内の同大付属高英進科に進んでいる。現在の生徒数は各学年16人。  新年度からは男女枠を設けず定員60人を募集。他の高校への進学も可能な併設型だが、原則として6年間の一貫教育とする。  01年に開設した同高英進科の難関大学進学実績を踏まえ、「上を目指す生徒を伸ばす」と同校。中高一貫のメリットとして、「心身が成長する中学時代にしっかりした指導を行う効果は非常に大きい」としている。  白鴎大足利中・足利高も来春、中高一貫コースを新設。「医学部進学」を目指す少数精鋭クラスとなる。  今春開校した佐野日大中等教育学校も注目を集める。中学、高校の枠にとらわれない継続教育が特徴。先月と今月のオープンキャンパスにも「県内初ということで来校した保護者も多かった」(同校)という。  相次ぐ中高一貫開設の背景には、ニーズの高まりがあるようだ。 8年前から中学受験コースを設置する学習塾のアカデミー宇都宮総本社は「かつての中学受験層は東京からの転勤族などごく一部だったが、県立中の開設などで(ニーズが)掘り起こされた」と説明する。中高一貫校の増加は「早くから学習習慣をつけることにもなり、教育機関としては歓迎すべきだろう」としている。  県経営管理部によると、作新学院、宇都宮短期大、宇都宮海星女子学院が併設型で中高一貫教育を実施中。県立では07年に宇都宮東高、08年に佐野高が付属中を開設、12年には矢板東高にも設置される。今後は差別化が重要な要素になってきそうだ。